921地震教育園区(台湾・台中市霧峰区)

太魯閣の記事編集が予想以上に長引いたので、8月に行った921地震教育園区の記事がほったらかしになっていました。
ここは1991年9月21日に台湾中部でM7.3を記録する大地震が起きた場所で、車籠埔断層が通っているので断層の保存と共に震災の被害を受けた学校がそのまま残されています。そして、園内は五つに区分されていて重建記録館だけが無料で入場でき、他を見るにはチケットの購入が必要です!!
921地震教育園区と書かれた看板の脇を入って行くと案内板があるので、それに沿って進んでいきます。

入口から真っ直ぐ進んで階段を上るとチケット売り場が現れます。

 こちらが、料金表なのですが優待チケットも、無料チケットも条件に合わないので、大人しく大人料金50元で入場しました。

 チケットとパンフレット、チケットは入口に行くと係員が中から出てきてチェックしに来ます。

まず初めに車籠埔断層保存館へ(ここからはザックリ説明していきます。)

 元々は中学校のグラウンド、地震によって元々平坦だったグラウンドが2.5M隆起してしまいました。

このガッチリと補強された建物は元々一階が売店、二階が音楽室だったそうで…

元々教室があった場所、柱がほぼ全部ひび割れてしまっていて、今はアクリルの補強柱で何とか形状を残しています。

柱は見るからに細くて貧弱そうで、鉄筋の数も明らかにすくないですね!今思えばよく大地震を耐え抜きましたね。

続いては、地震工程教育館へ

ここでは耐震、減震技術などの展示があります。

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地震工程教育館の向かいには倒壊した校舎が地震当時の面影を残しながらそっくりそのまま残されています。


 低層階の柱はポッキリ折れ、ペシャンコになってしまっていました。地震の恐ろしさを改めて感じることのできる場所です。

柱はこのあり様、やはり鉄筋の数が足りないですね…

校舎の端には本来建物と建物を繋ぐ渡り廊下があったのですが、地震で柱は綺麗に折れサンドイッチ状態に…地震の破壊力は凄まじい!!

瓦礫の中に猫が昼寝していたので、パシャリ!シャッター音でネコが起きてこちらをジロリ!お昼寝の邪魔してすみません。

 校舎脇には地震で曲がった線路も保存されています。

他には映像館、防災教育館、再建記録館などがあります。(館内には地震発生時の状況、天災への対策などの説明がありました。長くなるので端折りますね)

パンフレットにはスタンプラリーもありました、集める気はなかったのですが、気づいた時にはコンプリートしていました!!笑

今回こちらでの滞在時間は約二時間程でした、地震の怖さ、そして地震発生当時のありのままの状況を目にすることができる場所なので、台中市内からは少し離れた場所に在り交通の便は少し悪いですが、行く価値はあったと思います。

入場料金:一般料金50元、6歳未満及び65歳以上は無料
開館時間:火曜日~日曜日(9:00~17:00)
アクセス:台中駅から921地震教育園区行き(50番)のバスに乗り921地震教育園区で降り、徒歩で約5~10分程です。

交通情報はこちら(クリックすると921地震教育園区HPにとびます)

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