南竿|大漢拠点(台湾・連江県南竿郷)

久しぶりに長らく更新を停止していた連江県特集に戻りたいと思います。今回紹介する場所は南竿島の二つ目のスポット大漢拠点です。

 大漢拠点の入口は旅客センターの更に先を曲がったところにあります。

天井にはLEDが張り巡らされていて明るさは十分です。

断面図はこちら、大漢拠点は3層構造になっていて最下層には90㎜高射砲が4門、守機室、中山室等があり、中階層には生活空間、最上部には軍部という設計になっています。

一番奥の4番砲から見学していきたいと思います。
途中には守機室、中山室などがあり、中には当時の写真などが展示されています。この日の湿度が高かったのか、それともいつもこうなのかわからなかったのですが、天井はこのあり様で雫が滴り落ちていました。床は濡れていて、少し滑りやすいので注意してくださいね。

4砲
4砲の射撃範囲は靴礁(3400yd)、北泉礁(5700yd)、瀏泉礁(7500yd)となっています。

90㎜高射砲のスペックはこんな感じです。
右側の赤文字は注意書きでしょうかね、「見えなかったら打つな、狙いが定まらないなら打つな、当たらないなら打つな」と書かれていました。

4砲から見る坑道、一直線に掘り進められています。

3砲
3砲の射撃範囲は北泉礁(5700yd)、瀏泉礁(7500yd)となっています。

2砲(※写真あってるかわからないのでご了承お願いします。)
2砲の射撃範囲は北泉礁(5700yd)、瀏泉礁(7500yd)、莒光(11000yd)となっています。

1砲
1砲の射撃範囲は莒光(11000yd)閩江口(15000yd)となっていました。4門ある90㎜高射砲で閩江口から靴礁までの範囲をカバーしていたそうです。

1砲の端には階段が設けられていてここから上に行く事が出来ました。上まで続く上り階段は少し長めですよ…

階段を上がり終えると途中幾つかの古びた軍営群を目にすることが出来ます。
この道を真っ直ぐ抜けると、旅客サービスセンターの真正面に繋がっています。

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