東引|安東坑道(台湾・連江県東引郷)

東引島灯台の後は少し戻って安東坑道へ向かいました。

安東坑道は1972年に完成し、全長は641Mありかなり巨大な坑道です。馬祖の旅で一番行きたかった所でもあったので、ここに着く前からかなりテンションが上がっていました。

入り口前には「安全の為坑道に入る際には、ヘルメットを被って下さい」と注意書きがされています。どうせ誰も被って行かないんだろうなと思いながらも、ヘルメットを手に取り被った私でしたが、中に入ってから出るまでヘルメットを被った観光客には一人も出くわしませんでした…万が一の為にも被って入りましょ!!

私が入ろうとしていた時には、まだ先客がいなかったようで上写真のように真っ暗でした、壁にブレーカーボックスが設置されているのでそこで電気を付ける事が出来ます。下写真は電気を付けた後、全く違いますね!!



坑道に続く階段は全部で450段あり、かなりの長さがあるので上から見ても先が見えませんよ!!階段脇には坂道があるのですが、これは物資の搬入用に使われていたのですかね!!??

下に着くと坑道は二手に分かれています。

最初に左側の豚舎と書かれた方へ向かいました、距離が短そうだったので!!

豚舎と書かれた方向へ歩いていくと、すぐに行き止まりにぶち当たります。標識にはこの辺りと書いてあったのですが、豚舎らしき物は見えませんでした。この柵の先にあるのかな!?

岩肌の形がインディアンの顔に見えるみたいなのですがどうでしょう!?

反対側には小さな穴があけられているのですが、ここには確か入れなかった様な気がします。位置的にはトイレのある辺りになるのですが、定かではありません…



トンネルの壁伝いに書かれた「雄壯、威武、嚴肅、剛直、安靜、堅強、確實、速捷、沉著、忍耐、機警、勇敢」台湾の人なら高校の授業または徴兵等で必ず触れるので、人生で一度は口にする事になる掛け声、壁に大きく書かれています。



更に進むと宿舎がありトイレ付のワンルームになっていて連長室、ここはライトも無くかなり暗いので懐中電灯か何かで照らさないと中は見えないかと…

その隣には連長室と副連長室にサンドイッチされた場所に弾薬庫があり、中は二つの部屋に仕切られているだけのシンプルな造りになっていました。

弾薬庫向かいの坑道を行くと奥には手洗い場とトイレがあります。

副連長室此方は少し小さめ!!

主坑道

もう少し進むと大寝室があるのですが、ここは立ち入り禁止!!外から見ると内部は大空間が広がってそうでしたが開放されていないので入れず残念です。湿気が多く通気も悪いためか中は何だか霞んでいました、そして近づくと分かるのですがかなりカビ臭いです…


主坑道に沿って歩いて行くと幾つかの支坑道が横に何本か伸びており、その先はどれも海に面していて機関砲が装備されていました。

 坑道口にはレプリカの機関砲などは置いてありませんでした、その代わりと言っては何ですが…

 この人形にはちょっとびっくり意外とリアルだったので…

外から見るとこんな感じ、今は大海原を見渡すことが出来る見晴らしのいい展望台となっています。ではでは、階段を上って入口に向かいたいと思います。


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